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2017-06-07

iPadを使って満足度の高い写真を届けたい。

こんにちは、カメラマンの下山です。

今日は撮影のお供、iPadを使った撮影についてお話しします。
今ではプロカメラマンの間では多くなってきたと思いますが、
一眼レフカメラで撮った写真をワイヤレスでiPadに飛ばしながら撮影しています。
シャッターを押した数秒後にはiPadにどんどん送られていき、リアルタイムで表示されます。

カメラのWi-Fi機能を使い、(内蔵されていない場合はワイヤレストランスミッターやWi-Fi機能つきのカードを使います)

アプリは「shuttersnitch」を使います。

 
 
 
とてもメリットの多い撮影方法なので、ぼくはもう5、6年くらい前からこの撮影スタイルを続けています。
iPadを使った撮影はメリットが大きく分けて3つあります。
①撮った写真をiPadの大画面でじっくりみんなで確認できる。
 
②撮影のスタッフやモデルさんに今どんな写真を撮っているかイメージが共有できる。
 
③みんなに撮影に参加してもらい、現場が盛り上がる!
①デジカメで撮った写真は通常、カメラの背後のちっちゃな液晶で確認しますよね。
小さな液晶で見たときは、いい感じに撮れてる!と思うのですが、後でパソコンの大画面で見ると、
 
「髪がちょっと乱れてるな。。」
 
「背景に余計なもの写っちゃってるね、、」
こんな感じでアラが見えてきます。
大きな画面で確認すると冷静に写真を観察でき、よりクオリティの高い写真を撮影することができます。
②ぼくはいつも撮影中、iPadをモデルさんやスタッフが見やすいところに置いてから撮影を始めます。
これによって、今どんな写真を撮っているのかが一目瞭然です。「私、写真でみると姿勢が悪いな〜。もうちょっと背中を伸ばそう!」

「なるほど、この場所で写真撮るとこんな感じになるんだ。」
こんな風に、みなさんに写真を見てもらう事でいろんな「気づき」が出てきます。
ぼくは雑誌やパンフレット、WEBなどの撮影が多いので、お客さまの細かいご要望、たとえば
「写真の左側に文字を載せるので、もう少し引いて(空間を開けて)ほしい」
「写真のこの部分が寂しい(空いている)ので、なにか植物でもいれてみよう」
など、その場で微調整ができます。
撮影後に、
「もっと全体を写して欲しかった」
「景色がいいところで撮ったからいい写真が撮れているとおもったけど、写真だと分かりにくかった」
このような失敗が防げます。
③撮影中の写真をリアルタイムで中継することによって、みんなに撮影に参加してもらい、
「この写真、すごく表情がいい!素敵!かわいいねー!」
「この背景!すごくきれい!!!」

こんな感じで撮影のスタッフに一体感が生まれ、現場が盛り上がります!
どうしても撮影中は、
「プロのカメラマンさんにお願いするのだからおまかせでいい」
「感性豊かな、自分には撮れない良い写真を撮ってくれる。」
こんな雰囲気があり、カメラマンは一人相撲になってしまいがちです。

前回のブログでも書きましたが、写真の好みは人それぞれで正解はありません。
もちろん写真のプロとして、こんな写真はいかがでしょう?と提案はさせていただきますが、

撮っている写真をその場で見てもらうことによって、イメージを刺激し、
どんな写真を撮ってもらいたいのか。

 
 
お客さまのご要望を、より深く掘り下げることができます。

カメラマンだけではない、
みんなの視点と新しい発想。
参加型の撮影で、よりクオリティの高い、満足度の高い写真をお届けしたいと思っています。
読んで頂きありがとうございました^ ^
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