撮影をリアルタイムで共有する。iPadで”見える現場”を作り、撮影を特別な体験に。

iPadをクライアント用のモニターに
私は撮影現場では、iPadをクライアント用のモニターとして活用しています。
最近では、スチル写真・動画・ドローンなど、さまざまなカメラでの撮影が増えてきましたが、 私が撮っている映像を、クライアントだけでなく撮影スタッフ全員にもリアルタイムで共有できるような環境づくりを意識しています。
現場でのリアルタイム共有のメリット
その場で「今どんな絵が撮れているか」がわかることで、 クライアントにとっては安心感に、スタッフにとっては意識の統一と連携のしやすさにつながります。
最も大切にしていること
撮影の現場では、技術やカメラの設定ももちろん大切ですが、私が最も大切にしているのは、 クライアントやデザイナーの「こう撮ってほしい」という意図を正確に汲み取ることです。
「どういう印象を出したいのか」
「どこに重点を置いて伝えたいのか」
そういった要望を、事前の打ち合わせや現場での対話を通じてしっかり理解する。
コミュニケーションが生むクオリティ
この部分をすり合わせることが、クオリティの高い仕事につながると考えています。
そのうえで、被写体とのコミュニケーションも、撮影を成功に導く大切な要素です。
撮影中にiPadを使ってリアルタイムに写真を共有することで、 クライアントや被写体と一緒に「今のカットどうでしたか?」と確認しながら進めることができます。
表情やポーズの微調整もその場で対応でき、イメージとのズレを最小限に抑えることができます。
カメラマンの視点を、みんなで共有する
iPadを活用することで、撮影に関わる全員がカメラマンの視点を共有できるというのも大きなポイントです。
「この撮り方、すごくいいですね」
「こういう角度も面白いかも」
そんなふうに、現場にいる広報や制作担当の方、スタッフの皆さんがどんどんアイデアを出してくれるようになります。
現場が“体験”になる
カメラマン1人では気づけない視点が加わることで、より良いアウトプットにつながりますし、 撮影自体がチーム全体でつくるクリエイティブな場になります。
さらに、撮影をリアルタイムで共有することで、現場の雰囲気がグッと盛り上がるという効果もあります。
「今の感じ、めちゃくちゃいいね!」
「そのアングル、すごく映えてる!」
そんな声が自然と飛び交い、撮影という“体験”を、現場にいる全員が一緒に楽しめる空気が生まれます。
伝えるために必要なこと
iPadを通して映像を共有することで、全員がカメラマンの目線を体感できるようになり、チームの一体感も高まっていきます。
写真や動画で「伝えたいこと」を正しく届けるためには、 まずは依頼者の意図をきちんと理解し、それに沿って表現すること。
そして、現場では柔軟にコミュニケーションを取りながら、イメージに近づけていくことが大切です。
おわりに
これからも、そうした撮影スタイルを大切にしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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