鳥の言葉がわかる?─観察と思考の力
『僕には鳥の言葉がわかる』という本を読みました。
シジュウカラという、ごく身近な野鳥が、鳴き声や羽ばたきで仲間とコミュニケーションを取っている。そんなお話です。
驚いたのは、それを明らかにしたのが、特別な装置や研究室ではなく、「ただ鳥が好きで、観察を続けてきた一人の人」だったことです。
鈴木さんは、もともと虫や自然が好きで、
ただその延長で鳥を見続けていたそうです。
長い時間、じっと観察し、耳を澄まし、少しずつ鳥たちの「言葉のようなもの」に気づいていく。
読んでいて、「これは自分にもできるかもしれない」と感じる部分がありました。
とても身近に感じました。
最近私は、何かわからないことがあると、すぐAIに聞くことが増えました。
すぐに答えが出てきて、何でもわかったような気になってしまう。
でも、この本を読んで気づかされたのは、
本当に大事なのは、
好きなことを続けながら、
「もっと良いやり方はないか」「まだ知らないことがあるのでは」と、
疑問を持ち続けること。
すぐに答えをもらうよりも、
自分が好きなことをじっくりと見つめ、ワクワクすることをやり続けた先に、
まだ誰も見ていない新しい景色が広がっているんだなと思いました。
どこにでもいる鳥、自分が好きな鳥を、丁寧に見つめ続けたことから、
鈴木さんは世界で誰も気づいていなかった鳥たちの「言葉」がわかるようになりました。
毎日の静かな営み。勇気をもらえる一冊でした。
