2026-04-25

AIを使った台湾旅行で大失敗 それでも旅が良かった理由【前編】

少し前の話になりますが、正月に家族で台湾へ旅行に行きました。

AIを使えば、海外旅行はもっと楽しく、もっとラクになるのではないか。
そう思って、今回の台湾旅行ではかなりの部分をAIに頼りました。

今回の旅は、私にとって一つの実験でもありました。
AIを使って、どこまで効率的に、シンプルに旅ができるのか。

そしてもう一つ。
普段意識しているミニマリズムを、旅の中でどこまで再現できるのか。
持ち物はできるだけ減らし、現地で調達する。
そんなスタイルがどこまで成立するのかも試してみたいと思っていました。

行き先、移動、食事、現地の情報。
事前準備は、これまでで一番うまくできていたと思います。

それでも、現地で大きくつまずきました。

カードが使えない。
現金が引き出せない。
手元にほとんどお金がない。

正直、「これはどうしようか」と本気で迷い、消耗しました。

家族での旅行ということもあり、
この状況をどう乗り越えるかを、その場で考え続けるしかありませんでした。

そんな中で、最終的に頼れたのは、
AIでも仕組みでもなく、
目の前にいた“人”でした。

今回の台湾旅行は、大きな失敗でした。
ただ、その失敗のおかげで、これまで見えていなかったことがいくつも見えました。

台湾に到着して、最初にやろうと思ったのは、現金を少し用意しておくことでした。

今回の旅行では、事前にAIを使って情報を集め、
現地ではクレジットカードを基本にしつつ、
必要な現金はキャッシングで引き出せばいい、という前提で準備をしていました。

というのも、AIで調べた結果、
現地で両替するよりも、クレジットカードのキャッシングを利用した方が、
手数料も含めて有利なケースが多い、という情報を得ていたからです。

そのため、日本円の現金は最小限、
念のための1万円だけを持っていく、という形にしていました。

そこで空港のATMで、クレジットカードのキャッシング機能を使って
現金を引き出そうとしました。

ただ、ここで違和感がありました。

操作は問題なく進むのですが、最後のところでなぜか引き出せない。
エラーになってしまう。

最初は「たまたまこのATMの問題かな」と思い、
別のATMをいくつか試してみました。

それでも結果は同じでした。

どこでも現金が引き出せない。

この時点で、「おかしいな」とは思いましたが、
一方でクレジットカードの決済自体は問題なく通っていました。

コンビニでも支払いはできる。
カード自体が使えないわけではない。

なので正直なところ、

「現金は引き出せないけど、まあカードが使えるなら何とかなるか」

とも思っていました。

ただ、事前に調べていた「台湾は現金も必要」という情報が頭にあったため、
この時点ですでに少し焦りはありました。

そしてその予感は、すぐに現実になります。

台湾では「悠遊カード」という交通系ICカードがあり、
日本でいうSuicaのようなものです。

空港から台北市内に移動するためにも、
まずこれを手に入れる必要がありました。

カード自体はコンビニでクレジットカードで購入できます。
ここまでは問題ありませんでした。

ただし、ここにチャージするお金は現金のみです。

つまり、

カードは使える
でも現金がないと移動できない

という状況になりました。

幸い、日本から念のため持ってきていた1万円札が1枚あり、
これを台湾ドルに両替することで、なんとか最低限の移動はできました。

この1万円がなければ、
空港から動くことすらできなかったと思います。

台湾に着いてすぐ、
いきなりトラブルが始まりました。

その後、カード会社にも連絡を取ろうとしましたが、
この時期は正月の三が日。

サポートセンターはつながらず、
対応が可能になるのは翌日以降でした。

ここで初めて、

「これは想定していたよりも、少し厄介な状況かもしれない」

と感じ始めました。

このあと、状況はさらに動いていきます。
続きは後編でまとめます。