📖読書感想📖『スティーブ・ジョブズ』

最近、物事の意思決定について考えることが多くなりました。
これから自分はどのように人生を選択していくのか。何に時間を使い、何を手放し、どのような仕事を続けていくのか。そうしたことが、今の自分にとって大きなテーマになっています。
ジョブズ本人が、「僕の伝記を書いてほしい。本の内容には口を挟まないし、完成しても読まない」と依頼し、100人以上の家族や友人、仲間、そして敵対した人物への取材をもとに、ウォルター・アイザックソンが書き上げたこの伝記を読んで、改めて考えさせられたのは、人生とは時間であり、その時間は思っている以上に短いということでした。
この本を読むと、その製品の背景にあった考え方や、彼自身の複雑な人間性が見えてきます。
特に印象に残ったのは、ジョブズが常に「何をしないか」をはっきり決めていたことです。
自分で創業したAppleを追い出され、そしてAppleに復帰した際には、増えすぎていた製品を大幅に減らし、本当に重要なものへ人や時間を集中させました。何かを加えることよりも、不要なものを削り、最も大切なことに集中する。その考え方がとても魅力的でした。
ジョブズは単なる「改善」ではなく、「再発明」を繰り返してきました。その発想は、自分の仕事でも、今あるやり方を少し良くするだけではなく、もっとシンプルで本質的な方法がないか考え続けることの大切さを教えてくれます。
人生の時間が限られているからこそ、何を選ぶかと同じくらい、何をやめるかが重要なのだと。
本を読み終えた後、スタンフォード大学での卒業式スピーチも改めて最初から最後まで見ました。
「毎日を人生最後の日だと思って生きる」
死を意識すると、他人からどう見られるか、失敗したらどうしよう、今あるものを失うのではないか、といった迷いが小さくなる。最後に残るのは、自分が本当にやりたいことなのか、自分が納得できる選択なのか、という問いなのだと思います。
合理性によって自分の好奇心や直感まで抑え込んでいないか。改めて考えさせられました。
スピーチ最後の言葉である、
「Stay hungry. Stay foolish.」
私自身に当てはめるなら、
「常にアップデートし続けること」
「もっとシンプルで、もっと良い方法がないか考え続けること」
「自分の直感を信じて、新しい一歩を踏み出すこと」
だと思います。
人生は思っているよりも短く、使える時間には限りがあります。
何となく続けていることを減らし、自分にとって本当に大切なことへ時間を使いたい。他人の期待や常識だけで選ぶのではなく、自分の感覚で考え、自分で決めていきたい。
限られた時間の中で何を選び、何を捨て、何を大切にするのか。
自分自身の人生と意思決定について、改めて考えるきっかけになる一冊でした。
そしてAppleの製品は、私が学生の頃から仕事でも生活でも常に共にあります。
私は大学は工学部でしたが、周りはみんなWindowsを使っていました。そんな中、友人の影響や写真を撮り始めたこともあって、私はMacを選びました。
初めて買った真っ白いiBookは美しく、持っているだけで誇らしかったことを今でも覚えています。そして、「Macを使う仕事がしたい」と思ったことが、今の私の仕事につながっています。
ありがとう、Steve Jobs.