【カメラマンEV日記】自宅充電なしのテスラ・モデルYで、4泊5日の撮影出張を試してみた
テスラ・モデルYに乗り換えて、試してみたかったことがありました。
自宅充電なしでも、長距離の撮影仕事に本当に使えるのか。
私は仕事で年間約2万kmほど車で走ります。
毎日決まった場所へ通勤するのではなく、撮影依頼に合わせて都内、郊外、地方と行き先は毎回バラバラです。
EVを買う前に一番心配だったのも、やはり充電でした。
撮影先の近くに充電器がなかったらどうするのか。
もう一つ気になっていたのが、モデルYの大きさです。全幅は1,920mmあり、仕事では狭い住宅地や施設の駐車場へ行くこともあります。
当初は一回り小さいモデル3もかなり検討しました。
最終的には、大量の撮影機材を積めることや、後席を倒して横になれることを考えてモデルYを選びました。
そして納車後、ちょうど4泊5日の撮影出張が入りました。
普段でも、ここまで長期間にわたって複数の場所を移動する仕事はそれほどありません。
せっかくなので、EVでこういう少し極端な使い方までできるのか、実際に試してみることにしました。
車中泊も今回が初挑戦です。
東京から群馬、栃木、千葉へ
今回の移動は、
東京 → 群馬・草津 → 栃木 → 千葉・柏 → 東京
というルートでした。
4泊のうちホテルが2泊、車中泊が2泊です。
最初の夜は、群馬県の道の駅で初めての車中泊。
後席を倒してマットを敷き、窓には黒い専用の目隠しを取り付けました。
窓をすべて塞ぐと外から車内がほとんど見えなくなり、思っていた以上にしっかりとしたプライベート空間になります。
実際に寝てみても、想像していた以上に普通に眠れました。
普段Apple Watchで睡眠を記録していますが、睡眠状態も特別悪いものではありませんでした。
その後は草津で3日間撮影。
移動途中にスーパーチャージャーで充電し、栃木の実家を経由して千葉へ向かいました。
実家では普通に家の中で寝ればいいのですが、布団を出すのが面倒になり、なぜかそこでもモデルYで寝ました(笑)。
数日で、それくらい車中泊への抵抗がなくなっていました。
フランクにカメラバッグを入れてみたかった
モデルYにはエンジンがないため、車の前にも収納スペースがあります。
いわゆる**フランク(フロント+トランク)**です。
ここにカメラバッグを入れる。
実はこれ、テスラに乗る前から一度やってみたかったことでした(笑)。
カメラマンなので、ボンネットを開けたらカメラバッグが出てくる、というのをちょっとやってみたかったんですよね。
実際に入れてみると、普段使っているカメラバッグも普通に収まりました。
夏場の日中は内部がかなり高温になるので、カメラやバッテリーを長時間入れておく用途には向きませんが、涼しくなったら仕事でももう少し使ってみようと思っています。
そして車中泊では、このスペースがかなり便利でした。
車内に置いているバッグや荷物をフランクへ移せば、その分だけ後ろを広く使えます。

一番変わったのは「停車している時間」
今回いちばん印象に残ったのは、実は充電ではありませんでした。
停車している時間が、以前とはかなり変わったことです。
前に乗っていたフォルクスワーゲン・ゴルフでも、撮影の待ち時間に車内でパソコンを開くことはよくありました。
ただ夏場は、エンジンを止めるとすぐに暑くなります。
エアコンを使うにはアイドリングが必要ですが、住宅地や店舗の駐車場では音や排気ガスが気になり、長時間エンジンをかけっぱなしにするのは抵抗があります。
そのため、暑い車内で我慢しながら作業して、休憩しているはずなのに逆に消耗してしまうこともありました。
EVでは、そこが大きく違います。
停車したまま、ほとんど音を出さずにエアコンを使えます。
雨の日でも、暑い日でも、車内を快適な温度にしたままパソコンを開いて作業できる。
充電時間や撮影までの待ち時間が、そのまま仕事や休憩の時間になります。

さらにモデルYなら、後席を倒して完全に横になることもできます。
私は長時間座っていると腰がつらくなりやすく、撮影に加えて長距離運転が続くとかなり疲れます。
そんなとき、
車を停める
→ 後ろへ移動する
→ 横になって身体を伸ばす
ということができる。
これが、想像していた以上に大きなメリットでした。
30分時間が空けば、運転席に座ったまま時間を潰すのではなく、エアコンの効いた車内で横になって腰や脚を伸ばす。
必要なら、そのままパソコンを使うこともできます。
撮影前に身体を休めてから、そのまま仕事へ向かえる。
私にとってモデルYは、単なる移動手段というより、移動できる休憩室のようになりました。
自宅充電なしでも、今回の仕事では困らなかった
購入前は、地方へ出張すると常にバッテリー残量を気にすることになると思っていました。
実際に4泊5日使ってみると、移動経路上のスーパーチャージャーに立ち寄る程度で済みました。
充電中も、食事やトイレ、パソコン作業、休憩をしていれば時間は過ぎます。
少なくとも今回、
「EVだから仕事に支障が出た」
という場面はありませんでした。
もちろん、これでどんな場所でも絶対に問題ないと分かったわけではありません。
モデルYの大きさには今でも少し気を使いますし、充電環境も行き先によって違います。
だからこそ、これからもいろいろな条件で試してみたいと思っています。
ただ今回の4泊5日で分かったのは、EVに変えて大きく変わったのは、走っている時間だけではないということでした。
撮影の合間に、静かで快適な車内で身体を休められる。
パソコンで仕事ができる。
疲れたら横になれる。
必要なら、そのまま一晩寝ることもできる。
私のように長距離移動の多い仕事では、このメリットが想像以上に大きいものでした。
EVで一番生活が変わったのは、走っている時間よりも「停まっている時間」なのかもしれません。
今回の4泊5日の撮影出張で、それを改めて実感しました。