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2019-04-22

写真だけではなく「撮影という体感」を提供する。NikonZ7のワイヤレストランスミッターの話

こんにちは、カメラマンの下山です。

 

 

仕事でミラーレスカメラを使い始めてから、一眼レフとの併用期間がずっと続いてたのですが、最近はすっかりメインカメラがZ7になってきました。

 

ミラーレスはSONYαシリーズが他のメーカーと比べても圧倒的に優秀で、プロでもSONYを使う人がかなり増えていると思います。

 

僕も、SONYが人物撮影には使いやすく、一時期は愛用していて、乗り換えてしまおうと思ったのですが、一つの理由で今はSONYではなくNikonのミラーレスを使っています。

 

その理由とは、ソニーには純正のワイヤレストランスミッター(写真をWi-FiでワイヤレスでiPadやパソコンに飛ばす装置)がなく、ニコンにはそれがあるから。

僕のニコンZ7には、こんな感じでカメラの下にワイヤレストランスミッター(Nikon WT-7)をつけています。

レンズアダプターと干渉して、そのままではつけられないので、SmallrigのLプレートをかましています。

 

 

こんな感じでカメラ本体とワイヤレストランスミッターはUSBコードで繋いでます。

コードが長いとかさばるので、色々試しましたがAmazonで買ったこのL字タイプの20cmのコードがジャストサイズでした。

 

僕はソニーのα7rをしばらく使っていましたが、ソニーでiPadに写真を転送したい場合は、内蔵のWi-Fi機能を使うか、Wi-Fi機能つきのSDカードを使って転送する事が出来るのですが、これがスピードが遅い。人物撮影でバシバシ撮影すると、転送が全然間に合わないです。

 

それでもそこそこ使えるので、SONY αでiPadに転送したい方はこちらを参考にどうぞ。

 

一眼カメラで撮った写真をリアルタイムでiPadやiPhoneに転送する方法。FlashAir、ShutterSnitchの設定方法

 

 

ニコンは純正で電波の強いワイヤレストランスミッターがあるので、写真がどんどんリアルタイムでお客さんに手渡しているiPadに転送されていきます。

こんな感じでシャッターを押した後、2秒〜3秒くらいで撮った写真がiPadに表示されていきます。アプリはShuttersnitchというiOSのアプリです。

 

shuttersnitchに関しては、以前ブログで何度か書いてますので、こちらを参考にしてみてください。

 

僕はもう7、8年くらいこのアプリを使ってますが、これ以上に使い勝手のいいアプリは見当たりません。

iPadを使って満足度の高い写真を届けたい。

 

僕は撮影は広告や雑誌がおおく、お客さん立会いで撮影することがほぼ100%なので、撮影した写真は一秒でもはやく、お客さんにお見せしたい。

 

まるで実況中継のように、撮影している写真をお客さんや被写体の方にiPadで見せながら撮影しています。

 

12.9インチの特大iPadの大きな画面で、撮影中の写真を見せることができると、「こんな風に撮られているのか!」とすぐに理解してもらえるし、とても喜んでもらえます。

例えば、被写体の姿勢が悪いなと思った場合でも、iPadを見せながら直して欲しいと伝えると、「なるほど」と一目瞭然で伝わります。

 

お客さんによっては、撮影中の写真を見ながら、「もっとこんな風に撮って欲しい」、「ここを直したい」となり、更にお客様にとってのクオリティの高い写真を目指して撮影することができます。

 

 

写真を提供するだけではなく、カメラマンと同じ目線で撮影を体感してもらえるサービス」として、撮影自体を楽しんでもらえたらいいなと思っています。

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